中華ブランドのMpowが発売しているH7というモデルのヘッドホンを2年間利用しました。
Amazonではやたらとレビュー数と高評価が多いですが、実際の長期ユーザーとして評価したいと思います。
コスパヘッドホン Mpow H7
Mpowって?
Mpowはヘッドホンやイヤホン、スピーカーを販売する中華メーカーです。

Mpow Japanという日本法人もあるようです。
上記のWebサイトからは、製品の見た目はスマートだと感じます。かつ機能も多く、比較的安価で高性能な製品を販売しているように見えます。
価格
2019年5月に購入した時は、約2,800円でした。この記事を書いている2021年5月時点では5%オフのクーポンを利用することで約2,500円で購入することができるようです。
外観
イヤーピース部分はプラスチック、頭に書ける部分はスチール+プラスチック+ウレタンです。


イヤーピース部分は図のように折り畳めます。


イヤーパッドはウレタン製で、個人的には程よい硬さです。3時間くらい連続使用していると痛くはなってきますが、頭の大きさによる影響もありますので個人差が大きいと思います。

右イヤーピースには音量+、音量ー、通話ボタン、3.5mmイヤホンジャック、充電用のmicro USB端子があります。通話ボタン長押しで電源ONOFFとBluetoothペアリングモードへの切り替えができます。
電源ONOFF、ペアリングモードの音声案内は英語です。
充電が切れた場合でも3.5mmイヤホンジャックで音源と接続すれば、ヘッドホンから音声が聞こえてきます。
安いので仕方無い部分ですが、充電ポートはType-Cが良かったですね。
Bluetoothは4.0に対応しています。

デバイスとBluetooth接続されている場合は、音量ーと通話ボタンの間のLEDインジケーターが青点滅します。

micro USBの右隣にはマイクが設置されています。



付属品として、micro USBケーブル、3.5mmオーディオケーブル、収納袋、取扱説明書が同梱されていました。現在は行方不明…
着け心地
私はヘルメットでいうとXLサイズの頭の持ち主ですが、ヘッドホンの締付けは強くも弱くもなく、ちょうどよいです。重量は300g程度です。
ただし、イヤーピースはウレタン製なので、長時間連続使用(私の場合は3時間くらい)すると蒸れてきます。また、耳たぶが痺れた感覚になります。
ヘッドホン音質
個人的な感想です。たいして良い聴覚を持っているわけではありません。
- 高音:X
- 中音:○
- 低音:△
全音域に渡って曇ったような感じがありますが、値段の割にはかなり頑張っている方だと思います。低音はスカスカでもドスドスでもないですが、重厚な音質を求める方には物足りないかと思います。
マイク音質
使い物にならないレベルです。ノイズキャンセリング機能はありませんし、そもそも集音性能が低いです。H7内臓のマイクでWeb会議などしようものなら、相手には不明瞭な声が盛大なノイズと共に届くでしょう。
ボタンの押し心地
かなりプラスチッキーで、押すと”カチカチ”と結構大きな音で響きます。安いので(以下略
バッテリー持ち
商品説明には15時間の再生が可能と記載がありましたが、2年間使用した現在でも体感的には倍は保っていそうな気がします。もちろん利用環境に依存すると思いますが、バッテリー持ちは良い方だと思います。
買いか?
向いている利用シーンを選んで利用するのであれば買いだと思います。
向いている | 向いていない |
---|---|
Youtubeなどの視聴、聞ければ良いレベルの音楽鑑賞 | 本気の音楽鑑賞 |
聞いているだけのWeb会議 | 発言するWeb会議 |
Goodな部分とBadな部分の比較です。
項目 | Good/Acceptable/Bad |
---|---|
値段 | Good |
ヘッドホン音質 | Acceptable |
マイク音質 | Bad |
外装の品質 | Bad |
バッテリー持ち | Good |
着け心地 | Acceptable |
値段の割には大健闘、ただしマイクは使い物にならない、と思っておけば大きく間違いはないかと思います。
アップグレードされたらしい
同モデルはどうやらアップグレードされたようです。
私が購入した2019年5月時点の商品名↓

新旧モデルの比較です。
購入時(2019年5月) | 2021年5月時点 | |
---|---|---|
Bluetooth | 4.0 | 5.0 |
再生時間 | 15時間 | 28時間 |
ドライバーユニット | 40mm HD | 40mm HD |
マイク | あり | あり |
価格 | 約2,800円 | 約2,500円 |
Bluetoothバージョンが5.0になったようですが、バージョンの誤記は中華製品あるあるなので、本当なのでしょうか…
再生時間(バッテリー持ち)はおよそ倍に向上していますが、もともとこれくらいは保っていますので、なんとも言えないですね。
価格が下がったのは嬉しいポイントです。
まとめ
- 安くてバッテリー持ちが良くてYoutubeや音楽をライトに視聴するのが目的であればオススメ
- マイクを使った用途(Web会議や録音など)は現実的ではない
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