Titan PocketはBlackBerry KEY2から乗り換え先になり得るのか?

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BlackBerry
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2021年5月18日からKickstarterで支援を募っているUnihertzのTitan Pocketは物理QWERTYキーボード付きスマホとして、BlackBerryユーザーからも注目されているようです(私も以前BlackBerry Classicを利用していました。Titan Pocketに出資済みです)。

2021年に新機種の発表が予定されているBlackBerryですが、未だにそのスペックは明らかになっていません。直近の最新機種は2018年に発売されたBlackBerry KEY2であり、BBファンの中にはBlackBerry KEY3(仮)の発売が待てずにTitan Pocketを使ってみようとする方もいるのかな、と思います。

そこで、Titan PocketがBlackBerry KEY2からKEY3に移行する間の選択肢になり得るのか、個人的に考察してみました。

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結論:実用品としてはなり得ない。コレクションアイテムとしてはアリ

いきなり結論を書いてしまいましたが、何故そう思うのか、理由はいくつかあります。

理由1:値段

ハードウェアの品質や性能は、基本的に値段に正比例します。2者を希望小売価格で比較すると

  • Titan Pocket:約32,600円(299USD)
  • BlackBerry KEY3:シルバー79,800円、ブラック89,800円

半額以下のデバイスが倍以上するデバイスと同等の出来である、という事はないと思います。BlackBerry KEY2が発売されてから約3年が経過していますが、この価格差が埋まるほどの技術的・素材的革新は起きていないのではないかなぁと思います(個人的な肌感です)。

なので、BlackBerry KEY2ユーザーが満足できる製品には仕上がっていないように思えるのです。

もともとニッチなマーケットかつ嗜好品の側面が強い物理QWERTYキーボード付きスマホなので、消費者は安物買いの銭失いはせず、高くても満足できるものを選択し使い続けるだろう、と予測します。

理由2:KEY2ユーザーが抱いている改善点がほとんど改善されていない

新しく購入するスマホには現在利用しているスマホで満足していない部分が改善されているように期待するものだと思います。しかし、新しいからといって改善されているとは限りません。

SoC(CPU)

KEY2はSnapdragon 660、Titan PocketはHelio P70。ベンチマークソフト(antutu v8)上のスコアはHelio P70の方が勝っていますが、圧倒的な差ではありません

BlackBerry KEY2ユーザーの方々をWebやSNSで拝見すると、もっとパワフルな処理能力が欲しいという意見が多く見受けられます。Helio P70がパワフルかと問われると、Snapdragon 660よりはパワフルだけど、上位SoC(例えばSnapdragon 865など)に比べると非力です。

なので2021年に買い替えるスマホとしては処理能力的には微妙ですね。

リアカメラ

BlackBerry KEY2ユーザーは高精細で鮮明な写真と動画を撮影できるようになりたいと望まれているようですが、KEY2はデュアル、Titan Pocketはシングルなので、ハードウェア的には完全にスペックダウンとなります。

Titan Pocket

Googleのようにシングルレンズでも驚異的な画質を実現できる(例:Pixel3)ソフトウェア開発能力とナレッジがあれば話は別ですが、Unihertzにそれを求めるのは酷な気がします…

THE VERGEのレビュー記事にもあるように、Titan Pocketのカメラ性能は期待できず、Titanの時と同じように メモ代わり とりあえず撮影はできる 本気の写真は別のスマホで となりそうです。

したがって、カメラ性能に不満のあるBlackBerry KEY2ユーザーが後継にTitan Pocketを選ばないのでは、と思います。

理由3:BlackBerry KEY2ユーザーからすると改悪点もある

改善できていない・現状維持だけではなく、KEY2ユーザーからすると改悪と思える内容もあります。

重量

物理キーボード付きスマホ利用者は、基本的にはスマホで文字入力する事に楽しみを覚える人たちです。言い換えると、日に長時間スマホを利用する人たちです。そういう方々がTitan Pocketの216gの重量に耐えながら利用するのか?という点です。

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BlackBerry KEY2の重量は公式サイトの情報によれば160g。スマホにとって76gの差は大きいです。200g超えのTitan Pocketは、見た目こそ片手持ちが捗りそうですが、QWERTYキーボードを使うんだから両手持ちが前提だよね、というUnihertzのメッセージが読み取れます。

キーボード配列

BlackBerry KEY2とTitan Pocketのキーボード配列を比べると、KEY2の方がユーザビリティで優れていると感じます。

慣れで解決する部分ではありますが、altやshiftの配置はKEY2の方が自然ですし、Titan Pocketの配列では指の移動量が大きいように感じます。

Titan Pocket

両者のキーボード配列の違いは権利的な部分が影響しているかもしれませんが、KEY2ユーザーは現行のキーボード配列だと踏襲してほしいと願っているのかな(慣れてるから)と思います。

動画にしました

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まとめ

散々Titan Pocketをdisってしまいましたが、個人的にはTitan Pocketに期待しています。今どきこんな変態スマホを開発して提供してくれること自体に感謝しています笑。UnihertzのコンセプトとTitan Pocketから察するに、

 Titan/Titan PocketはBlackBerryを愛して止まないUnihertzの方々が、物理QWERTYキーボード付きスマホを手頃な価格でニッチなマーケットの消費者に訴求しつつ裾野を広げ、そのマーケットで一定の支持を得てさらなる製品開発に繋げる

というようなコンセプトで進行しているプロジェクトであり、BlackBerryのコンセプト(高セキュリティ、ビジネスユース向け)とは大きく異なると思います。コンセプトが異なるので、見た目は似ていても中身は違うって感じですね。Titan Pocketはタフネススマホでもありますしね。

むしろ価格を抑える事によってBlackBerryと客層が被らないようにして棲み分けているのかなーと思う今日このごろです。

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